事業承継のために遺留分放棄をさせた事例

更新日:2013/01/29

3代に亘って引き継がれてきた地元で有名な和菓子店のオーナーは、大学卒業後からずっとお店を手伝ってくれている長男に、和菓子店を継いでもらいたいと考えていた。

しかし、オーナーには、長男以外に結婚して嫁いでいった長女、独身の次男の2人の子供がおり、自分が死んだあと、唯一の財産ともいえる、和菓子店の経営権などをめぐって争いが起きないか心配していた。

オーナーは、遺言書を作ることで全てを長男に相続させることができないか、弁護士に相談したところ、長男に全てを相続させる内容の遺言を作成するとともに、遺留分に相当する金額を長女及び次男に贈与するのと引き換えに、長女及び次男に家庭裁判所で遺留分を放棄する手続きをしてもらう方法の教示を受けた。オーナーは、遺言書の作成、及び長女及び次男に対する交渉を弁護士に委任し、無事、念願であった長男に和菓子店を継いでもらうことに成功した。